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セプテンバーさん

 

「マーチングなんて、しんどいことばっかりや」

 

居酒屋でビール片手にいつも愚痴るのは顧問の先生です。


「こんな真夏に必死に練習しても、いつまでたってもうまくいかへん」

 

うんうん、そうですね、といつも聞き流すのはこの学校のコンテを描くおおはしです。

 

でも、と先生は続けます。

 

「いつの間にかできるようになって、みんな楽しくなってきて、結局いつまでたってもマーチングを辞められへんのよな」

 

 

 

マーチングは「うまくいかない、できない自分と向き合う」ことの多い活動だなぁとつくづく思います。

 

そもそも人間は多くのことを同時に気にして行動することができないと言われています。

だから演奏や振り付け、動きやコンテの位置など、一度にたくさんのことを気にするマーチングが簡単なわけないんですよね。


ブログを読まれているみなさんも、少しのミスで全体がバラバラになってしまい、練習がうまくいかないもどかしさを感じたことがあるのではないでしょうか。

 

もちろんわたしたちJOKERSだって例外じゃないです。

むしろ「なんで大人になってもこんなに大変なことをしてるんだろう」と考えてしまうこともしばしばだったりします。

 

でもわたしたちにはそれを乗り越えられる、もしかすると自分でも良くわからない理由があるんだと思います。

わたしはそれが「マーチングが楽しい理由」なんだと考えています。

 

 

自分が好きだと思うことがなぜ好きなのか、自分が楽しいと思うことがなぜ楽しいのか。

理由をうまく言葉で言い表すのは、ある意味いちばん難しいことですよね。


そんなことを考えていたとき、わたしがかかわっている団体の演奏会で、卒業するメンバーが話してくれた言葉を思い出した。


「僕は、マーチングは家族や友達にはふだん見せない、自分のカッコいい姿を見せられることが魅力だと思っています。」



みなさんの「マーチングが楽しい理由」はなんですか?


たくさんのそれぞれの理由をいつか聞くことができたらいいな、と思っています。

(居酒屋でビール片手に、ってのもいいですね)


それではさようなら

 

練習日記じゃないのは、おおはしが中国浙江省に長期出張中だからです。早く練習行きてーな

 

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3月9日

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