さて、明日19日の練習が、JOKERSの今シーズン最後の練習です。
今シーズンは一度も感染症の影響で練習形態を変えることなく、終えられそうです。
昨年と一昨年はオンライン練習が多く、なかなか集まることができませんでした。
体育館での練習ができる!となったとき、とても嬉しく、少し泣きそうになったのを覚えています。
でも、今シーズンは毎週体育館が借りられて、練習があるのが普通。
ありがたいことです。
でも、普通に思うだけで、普通じゃないんですよね。
練習のできる体育館が毎週借りられて、メンバーも集まって練習ができて、無事家に帰れて。
「じゃあ、また来週〜」が、普通の言葉になっている今、改めて幸せなんやなぁと思います。
JOKERSは毎日練習はしませんし、できません。
コーチや顧問がいて、毎週レッスンや指導があるわけでもありません。
指導専門のスタッフもいなければ、マネジメント専門のスタッフもいません。
すべて、メンバーで行います。
固定の体育館もありません。大道具を発注する業者もいません。
母体もなく、どこかの学校の卒業生で組織している団体でもありません。
「JOKERS」って何を指すのか、と言われると、本当に今いるメンバーのことを指すんだと思います。
確かに団体の名前ですが、活動しているメンバー、形作る一人ひとりがいて、初めてJOKERSです。
高校生の時、「JOKERSに、入る!」って周りに言ってました。
「JOKERSに、なる。」とは言っていませんでした。
メンバーが、自分の役割をこなす。
ただそれだけのことが非常に重要で、難しい。
その細かく、重要なことがJOKERSのショーだけでなく、活動運営に関わってきます。
大人の誰かがコンクール曲を決めて、大人の誰かが体育館を借りてくれて、大人の誰かが定期演奏会の日程を決めて会場のPA・照明とやりとりする。
部員は一生懸命練習はするけど、知らん間に本番の日が決まっていて、大人からのアナウンスで初めて自分達の立ち位置を知る。
これは部活動です。青少年の育成のため。
もちろん大切な活動であり、その3年または6年は成長につながる必要な時間です。
大人たちは音楽活動はもちろんですが、子どもたちの成長につながるためにアプローチをします。
自主性を育てるために、いろいろ任せることも時にはあります。
でも、去年や一昨年のように集まれなくなった時、やはり活動は止まってしまいます。
JOKERSは部活動でも、サークル活動でもありません。
誰かのために、何かのためにマーチングという手段を使っているわけでもありません。
ただ好きでやってるだけです。
ですので、集まれなくても、居場所はバラバラでも、活動は続くのです。しんどかったですけどね。
ここでやることは何か分かっていて、できるから。
そして集まったときは、放っておいてもガンガン進みます。
もちろん、メニューの中でまとめる役割は必要ですが。
ドラムコーが好きで、音楽が好きで、マーチングが好きで、集まっているメンバー。
土日祝日、仕事の疲れを癒せる日なのに、わざわざしんどいことをしてます。
今、働き方改革や部活動の在り方の見直しで、部活の時間が制限されています。
しかし、我々が制限を受ける時は、天災と厄災のみ。
また、練習時間が確保できるならどこへでも行きます。福井の手前から、徳島の手前まで。
徳島のドラムコー、インディゴゥズさんも使う体育館で練習したこともあります。遠征ではありません。
通常練習です。
京都市内の学校では、合宿でもそんなとこ行きません。
家に帰るより、75番札所善通寺のほうが近い体育館なんて。
もしJOKERSが部活なら恐ろしい部ですね。
金森氏とヒル魔が居そうな部活。
何をしてでも、やりたいことを成し遂げる。
そう、違いを挙げるなら、卒部、卒業もありません。
シーズンごとに活動は区切りますが、3年間の活動で終わり、という風に決まっていません。
長く続けているメンバーもいます。
大学生の内だけ好きなことしよう、、と入隊したのに、来年10年目を迎えるメンバーもいます。
活動するにあたって、部活の方が恵まれている部分も多くありますが、JOKERSのほうが自由で、より柔軟に好きな活動ができます。
空気を読んで大きな流れに飲まれなければならない、ということが無い。
社会に溶け込むのが苦手な私にとっては、とてもありがたい。
頷いてるメンバーの顔がちらほら。
卒部も卒業もないし、顧問の定年退職もないですが(隊長は米寿のお祝いをフロアでするのか?)、
シーズンの終わりはやってきます。
練習は19日で終わり、そして23日の本番HCDをもって、一旦今シーズン全ての活動を終えます。
ぜひ、その演奏演技を見に来てください。
19日の練習場所の体育館は京都の南の方ですので、比較的来やすいと思います。
福井や彦根や、淡路島や姫路ではありません笑
電車でも来やすいですよ。練習見学お待ちしています。
そして、23日HCDは亀岡!
これもまた近い!(我々にとっては)
卒部生の名前を一人一人呼んだりはないですが、泣いて笑って楽しめる時間をお約束します。
終わりたくねえなぁ
でも、早くお披露目したい。
お楽しみに!